上陸した戦士!
「そうね…。でも今は感傷に浸っている時間はなさそうよ…話は後で。生きていればね…」
フレイアはセリスに鋭い視線を向けると、怪獣に向け光の鞭を打ち据える。
「シャッ!」
2つの首を操りながら、空中から鞭を振るう フレイアを威嚇するかのように何度も、口を広げる怪獣。その間隙を縫うように、鞭を操りながら徐々に怪獣に近づくフレイア。
「死なせはしないわ…今はね…」
相も変わらず命を的にするような戦いを自ら宣言する相手に肩を竦めながら援護射撃を続けるセリス。
「フレイア…いいたいことは山ほどあるけど、後で纏めて言うわ!」
フレイアの攻撃のタイミングにあわせ、怪獣からフレイアの接近をフォローしていく。
「ジュウゥワアアン」
右の首が大きくセリスを確認すると、セリスの攻撃に火炎弾で反撃する!上空から責めてくる、フレイアの光の鞭を巨大な腕を振るい叩き落とそうとする!そして、セリスを攻撃していた右の顔が、左の顔と同調すると、突然フレイアに2つの火炎弾を放った!フレイアは怪獣が放つ火炎を避けながら…。
「標的は2つ…1つずつ封じ込めるしかないわね…行くわよ!セリス!」
双頭の怪獣の片方の頭部に照準を定めると、両腕にエネルギーを込めL字型にその腕を組む!
「フレリウム光線!」
フレイアの放ったショットが、怪獣の頭部に向かい突き進む。
「ちょっと・・・・待ちなさいフレイア・・・・貴方っ・・・」
まだ弱った風にも見えない怪獣に向けて、止めを焦ったかのように腕を組み始めるフレイアの古武道に驚きながらも、こうなっては仕方ないと同じように腕を組み始めるセリス。
「フレイアっ・・・いくわよ…はああっ・・・・クロスショット」
フレイアのフレリウム光線が煌く頃、タイミングを合わせて組み合わせた腕から光を迸らせていく。
「ジュウウゥウウワンンン」
フレイアの放った光線を、まるで弄ぶかのように、一直線に吐き出された火炎弾が、蛇のように光線に巻きつき、弾き返すとフレイアに向かって火炎が襲い掛かっていく!
「ヴェアッ!」
激しい熱風を帯びた火炎がフレイアの身体を包み込む!火炎の中で光の粒子が四散すると、その火炎が消えた先にはすでにフレイアの姿はなく。双頭の怪獣がセリスに照準を合わせるかのように再び火炎を放つ!
「く…ジェアアッ…」
フレイアを怪獣の火炎が包み込んだのが見えたのも束の間、自分の前にも同じように火炎が迫り飲み込まれていく。
「ユミさん!」
2人を飲み込む火炎がモニターに映し出されると、麻貴の悲鳴に似た声が司令室に響き渡る!
「ミカ!」
麻貴の悲鳴に反応するかの様に、転送装置の前のミカに声を上げるナナ!
「あゆみさん!なにか変わったことは?!」
メディカルルームに視線を送ると、その奥の上新庄に声を掛ける!未知の生物なのだろうか、ラ・トゥールのモニターの装置には、怪獣のエネルギー残量がモニターされない。地球の力と、光の世界の力を受け取った麻貴は微かに、怪獣のエネルギーが安定したままの状況に、ミカの顔を見つめたまま、動きを止めてしまう。
そして、上新庄も司令室の全員の視線に目を丸くしながら・・・。
「あの…何も…。」
怪獣の波動を探る手段など、偶然のようにしか操れない上新庄は、すこし困った表情を浮かべる。
「まさか…何も感じなくなったとか…言わへんよな…」
上新庄の言葉に慌てて駆け寄ると上新庄を見つめるナナ。
「いえ…何も。変わり無く…2人のエネルギー波は…感じてますけど…」
ナナの言葉に小さく答えると毛布で顔を隠し・・・
「ドキドキするので…見つめないで…下さい…。」
相沢ナナのファンであった、上新庄の声が毛布の中から籠もって聞こえる。
「この状況で…ぶっ飛び3号誕生かぁ?!髪の毛逆立ちそうやわ…」
呆れ顔で、つぶやきながら、朋美に視線を向けるナナ。
「朋美、エネルギーを温存しているって教官たちには策があるの?」
ミカとは対照的にソファに腰掛け、じっとモニターを見つめる朋美にナナが向き直り話しかける。
「ナナ、正直それまでは、解らないわ…。むしろそれは、万一の時、自分が真っ先に飛び出すために、また転送装置を見つめている誰かさんに聞いたほうがいいんじゃないかしら?」
ミカに視線を送りながら、ナナに答える朋美。
「如月さん、マリーンをご覧なさい。その子を育てた人が、フレイア教官のそばにいるのよ!向こうでは!」
朋美の言葉に騒ぎの中、淡々と上新庄の治療を続けるマリーンを見つめる麻貴。
「そうですね…。理由はどうでも朋美さん。私の先生でしたものね。」
朋美の言葉に、少し和んだ表情で答える麻貴。まるで、光の世界のフレイアとヴィーナの姿を映し出しているような、朋美とミカの対照的な姿。ミカは司令室の空気が、穏やかになり始めるのを感じ取ると、矢継ぎ早に話し始める。
「ナナ!スタンバイ!はしておいて!麻貴!先に言っておくわ。もしもの時は、貴方が最後の砦よ。いいわね!朋美!麻貴の言葉は水に流して。先に私とナナが行けばいい。今…一番気を揉んでいるのは、マリーンよ…。解ってるわね、麻貴!マリーンを支えるのは、貴方よ。」
そのまま司令席に座ると、モニターを見つめるミカ。
「大丈夫…ユミさんたちには策がある。光より強い…愛と絆っていう力がある…。絶対に負けない…。」
フレイアはセリスに鋭い視線を向けると、怪獣に向け光の鞭を打ち据える。
「シャッ!」
2つの首を操りながら、空中から鞭を振るう フレイアを威嚇するかのように何度も、口を広げる怪獣。その間隙を縫うように、鞭を操りながら徐々に怪獣に近づくフレイア。
「死なせはしないわ…今はね…」
相も変わらず命を的にするような戦いを自ら宣言する相手に肩を竦めながら援護射撃を続けるセリス。
「フレイア…いいたいことは山ほどあるけど、後で纏めて言うわ!」
フレイアの攻撃のタイミングにあわせ、怪獣からフレイアの接近をフォローしていく。
「ジュウゥワアアン」
右の首が大きくセリスを確認すると、セリスの攻撃に火炎弾で反撃する!上空から責めてくる、フレイアの光の鞭を巨大な腕を振るい叩き落とそうとする!そして、セリスを攻撃していた右の顔が、左の顔と同調すると、突然フレイアに2つの火炎弾を放った!フレイアは怪獣が放つ火炎を避けながら…。
「標的は2つ…1つずつ封じ込めるしかないわね…行くわよ!セリス!」
双頭の怪獣の片方の頭部に照準を定めると、両腕にエネルギーを込めL字型にその腕を組む!
「フレリウム光線!」
フレイアの放ったショットが、怪獣の頭部に向かい突き進む。
「ちょっと・・・・待ちなさいフレイア・・・・貴方っ・・・」
まだ弱った風にも見えない怪獣に向けて、止めを焦ったかのように腕を組み始めるフレイアの古武道に驚きながらも、こうなっては仕方ないと同じように腕を組み始めるセリス。
「フレイアっ・・・いくわよ…はああっ・・・・クロスショット」
フレイアのフレリウム光線が煌く頃、タイミングを合わせて組み合わせた腕から光を迸らせていく。
「ジュウウゥウウワンンン」
フレイアの放った光線を、まるで弄ぶかのように、一直線に吐き出された火炎弾が、蛇のように光線に巻きつき、弾き返すとフレイアに向かって火炎が襲い掛かっていく!
「ヴェアッ!」
激しい熱風を帯びた火炎がフレイアの身体を包み込む!火炎の中で光の粒子が四散すると、その火炎が消えた先にはすでにフレイアの姿はなく。双頭の怪獣がセリスに照準を合わせるかのように再び火炎を放つ!
「く…ジェアアッ…」
フレイアを怪獣の火炎が包み込んだのが見えたのも束の間、自分の前にも同じように火炎が迫り飲み込まれていく。
「ユミさん!」
2人を飲み込む火炎がモニターに映し出されると、麻貴の悲鳴に似た声が司令室に響き渡る!
「ミカ!」
麻貴の悲鳴に反応するかの様に、転送装置の前のミカに声を上げるナナ!
「あゆみさん!なにか変わったことは?!」
メディカルルームに視線を送ると、その奥の上新庄に声を掛ける!未知の生物なのだろうか、ラ・トゥールのモニターの装置には、怪獣のエネルギー残量がモニターされない。地球の力と、光の世界の力を受け取った麻貴は微かに、怪獣のエネルギーが安定したままの状況に、ミカの顔を見つめたまま、動きを止めてしまう。
そして、上新庄も司令室の全員の視線に目を丸くしながら・・・。
「あの…何も…。」
怪獣の波動を探る手段など、偶然のようにしか操れない上新庄は、すこし困った表情を浮かべる。
「まさか…何も感じなくなったとか…言わへんよな…」
上新庄の言葉に慌てて駆け寄ると上新庄を見つめるナナ。
「いえ…何も。変わり無く…2人のエネルギー波は…感じてますけど…」
ナナの言葉に小さく答えると毛布で顔を隠し・・・
「ドキドキするので…見つめないで…下さい…。」
相沢ナナのファンであった、上新庄の声が毛布の中から籠もって聞こえる。
「この状況で…ぶっ飛び3号誕生かぁ?!髪の毛逆立ちそうやわ…」
呆れ顔で、つぶやきながら、朋美に視線を向けるナナ。
「朋美、エネルギーを温存しているって教官たちには策があるの?」
ミカとは対照的にソファに腰掛け、じっとモニターを見つめる朋美にナナが向き直り話しかける。
「ナナ、正直それまでは、解らないわ…。むしろそれは、万一の時、自分が真っ先に飛び出すために、また転送装置を見つめている誰かさんに聞いたほうがいいんじゃないかしら?」
ミカに視線を送りながら、ナナに答える朋美。
「如月さん、マリーンをご覧なさい。その子を育てた人が、フレイア教官のそばにいるのよ!向こうでは!」
朋美の言葉に騒ぎの中、淡々と上新庄の治療を続けるマリーンを見つめる麻貴。
「そうですね…。理由はどうでも朋美さん。私の先生でしたものね。」
朋美の言葉に、少し和んだ表情で答える麻貴。まるで、光の世界のフレイアとヴィーナの姿を映し出しているような、朋美とミカの対照的な姿。ミカは司令室の空気が、穏やかになり始めるのを感じ取ると、矢継ぎ早に話し始める。
「ナナ!スタンバイ!はしておいて!麻貴!先に言っておくわ。もしもの時は、貴方が最後の砦よ。いいわね!朋美!麻貴の言葉は水に流して。先に私とナナが行けばいい。今…一番気を揉んでいるのは、マリーンよ…。解ってるわね、麻貴!マリーンを支えるのは、貴方よ。」
そのまま司令席に座ると、モニターを見つめるミカ。
「大丈夫…ユミさんたちには策がある。光より強い…愛と絆っていう力がある…。絶対に負けない…。」
激闘(2)
炎が燃え盛る孤島を見つめるユミ。やがて、自分が安行の事で動揺してしまった事に、自分自身が驚きながら、しかし、戦士としての瞳に光が灯ると、静かにボートの先端部分から孤島を見つめる。
「セリス…私は向かうわ…貴方はどうするの。」
セリスに凛とした視線を向けたまま、一瞬、見える怪獣の姿に拳を軽く握る。
「そうだったわね…貴方はメディカル…今は戦士では…。後は頼んだわよ…」
決意の眼差しで、ペンダントを握りしめると、赤く染まった空へペンダントを翳す!
「フレイアッ!!」
ユミの身体が真紅の光弾に姿を変えると、一直線に孤島に向けて飛び去っていく!横に並んで孤島を眺めるうちに、さっさと飛んでいく旧友の姿を見て苦笑しながら、同じように水晶のようなもので出来たペンダントを取り出し天に掲げていく!
「フレイア 相変わらずね…目の前で友達が戦おうって時に放っておける私だと思って?」
苦笑しながら変身を終えて旧友の姿を追っていくセリス。
「それに…たまには戦っておかなきゃね…いつか来る日の為に」
旧友に聞こえないように秘めた思いを心の中で呟いていく。
「ありゃぁ・・・手に負えないぜ・・・とてもじゃないが、変身を制御されてる俺の能力じゃ太刀打ちはできないぜ・・」
ポンポコ号で、船内から窓の外をボヤっと見つめたままの安行に、泉が気を使いながら話しかけていた。
「あ・・・あぁ・・・。地球の力なんだったんだろうか・・・。」
安行は泉の声に、すでに湧き上がるパワーの消えてしまった手を見つめて呟いた。
「ギュウウウウウアアアアァウン!」
その頃、急に目標を見失った双頭の怪獣は、怒り狂ったように火炎を、右の頭、左の頭と、交互に吐き続けている!フレイアの光弾が孤島に近づくと、触手をしならせながら、島を破壊する巨大な生物の様子を伺うかの様に、速度を緩め。光弾から真紅の戦士の姿が現れる。
「この星を乱すものは…許されない!」
バックルから光の鞭を取り出すと、周囲を警戒するように見渡すフレイア。その視界にセリスの光弾が近づいてくるのが・・・。
「セリス…」
その光を見つめると。先陣を切るように、怪獣の頭部に向かい急降下を始める。
「何年ぶりかしらね?こうして並ぶのは」
フレイアへの援護射撃の意味を込めて光線を発射した後、こちらの存在に気付いた友に声をかけていく。
「また、そうやって…突っ込んでいく!悪い癖だと忠告したはずよ・・・はあっ…!」
真っ先に突っ込んで行く、フレイアの背中を見つめながら、彼女の着地の瞬間を怪獣に狙わせないためにも光線を連続で放ち、援護射撃を続けながらこちらはゆっくりと地上へ近づいていく。
「ギャウウウンンン!ギュウウウウウンン!」
左右の頭が、フレイアの姿を発見する!その降り立つであろう場所へ火炎放射を吐こうと、体を反り返らすが、不意を突いたセリスの光線に白煙に包まれながら、咆哮を上げ後ずさりしてしまう!
その頃、ポンポコ号で安行と泉の救出を無事に終え司令室に戻った麻貴は、セリスとフレイアの戦いを、モニターで見つめていた。そして、全身にパワーを漲らせたままでミカに詰め寄って居た。
「ミカさん!行かせてください!止める理由なんか。ないでしょ!」
ミカは急き立てる麻貴に・・・。
「落ち着きなさい!麻貴、今は2人の手当てを。いいわね!」
小さく呟くと、朋美とナナに視線を向け小さく頷くミカ。
「ミカさん!ユミさん達を助けに行かなくていいんですか?!」
ミカと同じく、落ち着き払った様子で上新庄に寄り添っているナナに近づくと・・・。
「ナナさんも!なんとか言ってくださいよ!あの怪獣…ユミさん達より…強い。感じるんです…。今までとは違うんです!」
麻貴が訴えかける姿を見ていた朋美は、ミカの様子を見つめながら、何かを察したように口を開いた。
「ナナ。代わるわ…。」
麻貴とナナの間に割って入る朋美。
「マリーン、なにか手伝えることはあるかしら?いつものお礼よ。」
普段と変わらない落ち着いた口調で、マリーンに話しかけると、麻貴を見つめる朋美。
「如月さん。今は、何故、自分がここにいるのか…それだけを考えるべき。」
その言葉に振り返るナナに、手のひらを翳す。ナナは朋美の言葉に振り返ると、朋美が翳した手のひらを見つめ・・・。
「YES!」
ナナは決意に満ちた声で、朋美が翳した手にタッチをすると、そのまま、メディカルルームを後にする。

「セリス…私は向かうわ…貴方はどうするの。」
セリスに凛とした視線を向けたまま、一瞬、見える怪獣の姿に拳を軽く握る。
「そうだったわね…貴方はメディカル…今は戦士では…。後は頼んだわよ…」
決意の眼差しで、ペンダントを握りしめると、赤く染まった空へペンダントを翳す!
「フレイアッ!!」
ユミの身体が真紅の光弾に姿を変えると、一直線に孤島に向けて飛び去っていく!横に並んで孤島を眺めるうちに、さっさと飛んでいく旧友の姿を見て苦笑しながら、同じように水晶のようなもので出来たペンダントを取り出し天に掲げていく!
「フレイア 相変わらずね…目の前で友達が戦おうって時に放っておける私だと思って?」
苦笑しながら変身を終えて旧友の姿を追っていくセリス。
「それに…たまには戦っておかなきゃね…いつか来る日の為に」
旧友に聞こえないように秘めた思いを心の中で呟いていく。
「ありゃぁ・・・手に負えないぜ・・・とてもじゃないが、変身を制御されてる俺の能力じゃ太刀打ちはできないぜ・・」
ポンポコ号で、船内から窓の外をボヤっと見つめたままの安行に、泉が気を使いながら話しかけていた。
「あ・・・あぁ・・・。地球の力なんだったんだろうか・・・。」
安行は泉の声に、すでに湧き上がるパワーの消えてしまった手を見つめて呟いた。
「ギュウウウウウアアアアァウン!」
その頃、急に目標を見失った双頭の怪獣は、怒り狂ったように火炎を、右の頭、左の頭と、交互に吐き続けている!フレイアの光弾が孤島に近づくと、触手をしならせながら、島を破壊する巨大な生物の様子を伺うかの様に、速度を緩め。光弾から真紅の戦士の姿が現れる。
「この星を乱すものは…許されない!」
バックルから光の鞭を取り出すと、周囲を警戒するように見渡すフレイア。その視界にセリスの光弾が近づいてくるのが・・・。
「セリス…」
その光を見つめると。先陣を切るように、怪獣の頭部に向かい急降下を始める。
「何年ぶりかしらね?こうして並ぶのは」
フレイアへの援護射撃の意味を込めて光線を発射した後、こちらの存在に気付いた友に声をかけていく。
「また、そうやって…突っ込んでいく!悪い癖だと忠告したはずよ・・・はあっ…!」
真っ先に突っ込んで行く、フレイアの背中を見つめながら、彼女の着地の瞬間を怪獣に狙わせないためにも光線を連続で放ち、援護射撃を続けながらこちらはゆっくりと地上へ近づいていく。
「ギャウウウンンン!ギュウウウウウンン!」
左右の頭が、フレイアの姿を発見する!その降り立つであろう場所へ火炎放射を吐こうと、体を反り返らすが、不意を突いたセリスの光線に白煙に包まれながら、咆哮を上げ後ずさりしてしまう!
その頃、ポンポコ号で安行と泉の救出を無事に終え司令室に戻った麻貴は、セリスとフレイアの戦いを、モニターで見つめていた。そして、全身にパワーを漲らせたままでミカに詰め寄って居た。
「ミカさん!行かせてください!止める理由なんか。ないでしょ!」
ミカは急き立てる麻貴に・・・。
「落ち着きなさい!麻貴、今は2人の手当てを。いいわね!」
小さく呟くと、朋美とナナに視線を向け小さく頷くミカ。
「ミカさん!ユミさん達を助けに行かなくていいんですか?!」
ミカと同じく、落ち着き払った様子で上新庄に寄り添っているナナに近づくと・・・。
「ナナさんも!なんとか言ってくださいよ!あの怪獣…ユミさん達より…強い。感じるんです…。今までとは違うんです!」
麻貴が訴えかける姿を見ていた朋美は、ミカの様子を見つめながら、何かを察したように口を開いた。
「ナナ。代わるわ…。」
麻貴とナナの間に割って入る朋美。
「マリーン、なにか手伝えることはあるかしら?いつものお礼よ。」
普段と変わらない落ち着いた口調で、マリーンに話しかけると、麻貴を見つめる朋美。
「如月さん。今は、何故、自分がここにいるのか…それだけを考えるべき。」
その言葉に振り返るナナに、手のひらを翳す。ナナは朋美の言葉に振り返ると、朋美が翳した手のひらを見つめ・・・。
「YES!」
ナナは決意に満ちた声で、朋美が翳した手にタッチをすると、そのまま、メディカルルームを後にする。

激闘・・・・
「もう泣いたりしない…私はそう誓った…。いえ…流す涙は…もうないわ。」
ナナの声に、静かに反論すると、ヘルメットに手をかけるミカ。
「ナナ…。安行さんの、ユミさんへの愛が、あの程度で吹き飛ぶと思っているの?私を…甘く見ないで!」
ヘルメットを脱ぎ捨てると、厳しい視線でナナを睨みつける。ナナはミカの表情に小さく唇を動かす。
「来たで…鬼が…」
ミカに、小さく苦笑いを浮かべながら、ミカを睨み返すナナ。その後ろで、2人のやり取りを聞いていた上新庄が、小さい声で独り言をつぶやいた。
「愛情だけじゃない、地球、その物が脅威に立ち向かおうとしている・・・。」
その微かに聞こえる独り言を聞いた朋美が、うっすらと笑みを浮かべ上新庄に向き直る。
「麻貴!マリーン。すぐに安行さんと泉さんをここに連れ帰って!!早急に手当よ!早まった行動は許さない。いいわね!」
ナナを押しのけるように、司令席デスクに両手を付き、モニターを立ったまま見つめるミカ。
「はい!」
ミカの鋭い視線に、引き締まった表情で、転送装置へ向かう麻貴。
「ちょっと!早く!」
マリーンを急かすように、言葉をかけると、その腕を掴み、マリーンを引きずる様に連れて行く麻貴。
「あのぉ…上新庄さん…これも、地球の立ち向かう力??」
麻貴に引きずられながら上新庄を見つめるマリーン。台車付の椅子に座ったまま、ミカと目が合うとすぐさま立ち上がる。
「麻貴ちゃん!行くヨ!」
麻貴を追い抜くように転送装置に乗り込むマリーン!ミカは麻貴達の様子に構わず、モニターを見つめたまま!
「ナナ…さっきの言葉は許さないわよ…。今はユミさんたちを信じる、安行さんを目覚めさせた力を信じる!負けるわけがないわ…。」
やがて、モニターに写し出されるオーストラリアの映像に、転送装置で乗り込んだポンポコ号が、海岸線から飛び立ち、姿を見せると、ナナに視線を合わすことなく呟くミカ。
「ナナ…私たちが、ここを飛び出すときは…解ってるわね…。」
いきなり、飛び出して行ったマリーンの代わりに、転送装置の操作をし終わったナナは、装置の前から立ち上がると、厳しい形相でモニターを見つめるミカに返事を返した!
「大丈夫やって…」
ミカの言葉に。微笑みながら、言葉を掛けるナナ。
「ベッド満床になるし…これ以上は教官達も。きっとそれぐらい解ってる…。」
ミカに静かに語りかけると、転送装置のそばを離れ歩き出すナナ。
「ばかやろー、なんで、火炎弾をまともに喰らうんだよっ!」
その頃、孤島の海岸線に森の中から、もんどりうって転がり出た泉が、岩石の欠片を不器用に弾き飛ばす安行を怒鳴りつけていた。
「うるせぇなぁ、地球人ってのは、そう単純じゃないんだよっ!だが・・・力の使い方が見えてきたぜ!」
そう言うと、横に飛び退きながら、森の木々から見える怪獣の頭部へ、再びショットを打つ安行。
「無理するな!使い方がわからない、イコール、ダメージの程度も判っていないって事だっ!」
泉は、一歩踏み出すが、足の力を失った様に、前のめりで転がる。が、一瞬、全身を捻ると背中から砂浜に転がりながら、安行の退路を作る為のショットを放つ!怪獣の頭部へ命中した泉と安行のショットが、遠くのボートのユミとセリスには孤島から立ち上る煙にしか見えていない。
「派手に戦っているみたいだわ、あの新人さん・・・、キュール星人は力の半分も使えていないみたいだけど・・・」
セリスの言葉にも、上の空の様子で、焦点の定まらない目でセリスを見つめるユミ。
「吾郎…さん…」
セリスを突き飛ばすように押し退けると、海へと飛び込もうとするユミ。
「待ちなさい!」
ユミの腕を掴み・・・。
「貴方らしくないわね…。新婚ボケはこれだから困るわ!上をご覧なさい。」
セリスが指を指す上空を、猛スピードでポンポコ号が通過する!!そのポンポコ号の中から、近づく孤島を見つめる麻貴!その窓の中、怪獣の姿が次第に大きくなる!
「許せない…」
爆風を目の当たりにして、麻貴の視線が次第に怒りをあらわにして行く。上新庄がモニターの前で、麻貴の急激に増幅するエネルギーを感じ取るとミカへ一歩踏み出した!その様子を察知したかの様に、ポンポコ号の中にミカの声が響く!
「麻貴!早まらないで!マリーンをサポートして。とにかく安行さんと、泉さんを連れて帰って来なさい!」
司令席を立つと・・・。
「ナナ、ソファーを開けて!」
ソファーで様子を眺めていたナナの腕を引き起こすミカ。
「ごめん。ボッとしてる場合やないわ。」
ミカに引き起こされると、司令席に向かい・・・。
「マリモ!2人を格納したら合図やで!泉のおっちゃんはともかく。安行さんはどんなダメージ受けてるか、わからへん!とっとと帰ってこい!以上ミカという鬼より。わかった?」
ポンポコ号の高度を一気に落とすと、眼前の怪獣の巨大な姿に恐怖を覚え、操縦かんを必死で押さえつけながら交信に答えるマリーン。
「もちろんです。格納したら合図を送ります!」
上空からようやく、安行たちの姿を見つけると、ポンポコ号をさらに低空飛行させる。
「麻貴ちゃん!転送システムで2人を確保して!」
全身がオレンジ色に変わっている麻貴は、マリーンの声に我に帰ったかのように返事をする!
「OK!」
転送システムのモニターを操作しながら、2人を格納すべく転送銃の照準を合わせる麻貴!
「LOCK ON!」
転送銃の引き金を引くと、地上の2人を光弾が包みこむ!
「マリーン!MISSION完了!ミカさんに合図!」
ポンポコ号の内部に泉が転がり出る!すぐに続いて安行が転がり出る!
「ちょっとまって!」
収容した安行達の様子を確認するマリーン。
「ちゃんとね!先に報告しないとね…」
フレイアと、セリスのそばを、猛スピードで駆け抜けていくポンポコ号!その操縦席の窓から、レミィーWに何時でも変身できる常態になっている麻貴の瞳が、一瞬、戦士の迷いを見せていたユミの瞳を捉えていた!
「大丈夫です!安行さんは任せてください!」
ポンポコ号のスピーカーから響くマリーンの声。2人の姿を見渡せる場所に、ポンポコ号が動きを止めると。深呼吸をするような仕草を見せる。その後、スピーカーからボートの居る海上に響き渡るマリーンの声!
「きあいはめんかぁああああぁあああい!以上です!上官!」
マイクのスイッチをミカの司令室に切り替えると・・・。
「OK!です!ミカさん!」
その瞬間、その場から逃げ出すかのように、消え去っていくポンポコ号!
「誰かしらっ?マリーンにあんな言葉を覚えさせたのは…。あなたの教え子であることは間違いなさそうだけど…」
マリーンの声に、呆れたようにボートの上でユミに話しかけるセリス。
「でも。マリーンは貴方の部下!でも迷惑かけるわ…。あんなに無茶な人だとは思わなかったわ…」
安行の身を案じながらも、セリスと孤島を見つめるフレイア!
ナナの声に、静かに反論すると、ヘルメットに手をかけるミカ。
「ナナ…。安行さんの、ユミさんへの愛が、あの程度で吹き飛ぶと思っているの?私を…甘く見ないで!」
ヘルメットを脱ぎ捨てると、厳しい視線でナナを睨みつける。ナナはミカの表情に小さく唇を動かす。
「来たで…鬼が…」
ミカに、小さく苦笑いを浮かべながら、ミカを睨み返すナナ。その後ろで、2人のやり取りを聞いていた上新庄が、小さい声で独り言をつぶやいた。
「愛情だけじゃない、地球、その物が脅威に立ち向かおうとしている・・・。」
その微かに聞こえる独り言を聞いた朋美が、うっすらと笑みを浮かべ上新庄に向き直る。
「麻貴!マリーン。すぐに安行さんと泉さんをここに連れ帰って!!早急に手当よ!早まった行動は許さない。いいわね!」
ナナを押しのけるように、司令席デスクに両手を付き、モニターを立ったまま見つめるミカ。
「はい!」
ミカの鋭い視線に、引き締まった表情で、転送装置へ向かう麻貴。
「ちょっと!早く!」
マリーンを急かすように、言葉をかけると、その腕を掴み、マリーンを引きずる様に連れて行く麻貴。
「あのぉ…上新庄さん…これも、地球の立ち向かう力??」
麻貴に引きずられながら上新庄を見つめるマリーン。台車付の椅子に座ったまま、ミカと目が合うとすぐさま立ち上がる。
「麻貴ちゃん!行くヨ!」
麻貴を追い抜くように転送装置に乗り込むマリーン!ミカは麻貴達の様子に構わず、モニターを見つめたまま!
「ナナ…さっきの言葉は許さないわよ…。今はユミさんたちを信じる、安行さんを目覚めさせた力を信じる!負けるわけがないわ…。」
やがて、モニターに写し出されるオーストラリアの映像に、転送装置で乗り込んだポンポコ号が、海岸線から飛び立ち、姿を見せると、ナナに視線を合わすことなく呟くミカ。
「ナナ…私たちが、ここを飛び出すときは…解ってるわね…。」
いきなり、飛び出して行ったマリーンの代わりに、転送装置の操作をし終わったナナは、装置の前から立ち上がると、厳しい形相でモニターを見つめるミカに返事を返した!
「大丈夫やって…」
ミカの言葉に。微笑みながら、言葉を掛けるナナ。
「ベッド満床になるし…これ以上は教官達も。きっとそれぐらい解ってる…。」
ミカに静かに語りかけると、転送装置のそばを離れ歩き出すナナ。
「ばかやろー、なんで、火炎弾をまともに喰らうんだよっ!」
その頃、孤島の海岸線に森の中から、もんどりうって転がり出た泉が、岩石の欠片を不器用に弾き飛ばす安行を怒鳴りつけていた。
「うるせぇなぁ、地球人ってのは、そう単純じゃないんだよっ!だが・・・力の使い方が見えてきたぜ!」
そう言うと、横に飛び退きながら、森の木々から見える怪獣の頭部へ、再びショットを打つ安行。
「無理するな!使い方がわからない、イコール、ダメージの程度も判っていないって事だっ!」
泉は、一歩踏み出すが、足の力を失った様に、前のめりで転がる。が、一瞬、全身を捻ると背中から砂浜に転がりながら、安行の退路を作る為のショットを放つ!怪獣の頭部へ命中した泉と安行のショットが、遠くのボートのユミとセリスには孤島から立ち上る煙にしか見えていない。
「派手に戦っているみたいだわ、あの新人さん・・・、キュール星人は力の半分も使えていないみたいだけど・・・」
セリスの言葉にも、上の空の様子で、焦点の定まらない目でセリスを見つめるユミ。
「吾郎…さん…」
セリスを突き飛ばすように押し退けると、海へと飛び込もうとするユミ。
「待ちなさい!」
ユミの腕を掴み・・・。
「貴方らしくないわね…。新婚ボケはこれだから困るわ!上をご覧なさい。」
セリスが指を指す上空を、猛スピードでポンポコ号が通過する!!そのポンポコ号の中から、近づく孤島を見つめる麻貴!その窓の中、怪獣の姿が次第に大きくなる!
「許せない…」
爆風を目の当たりにして、麻貴の視線が次第に怒りをあらわにして行く。上新庄がモニターの前で、麻貴の急激に増幅するエネルギーを感じ取るとミカへ一歩踏み出した!その様子を察知したかの様に、ポンポコ号の中にミカの声が響く!
「麻貴!早まらないで!マリーンをサポートして。とにかく安行さんと、泉さんを連れて帰って来なさい!」
司令席を立つと・・・。
「ナナ、ソファーを開けて!」
ソファーで様子を眺めていたナナの腕を引き起こすミカ。
「ごめん。ボッとしてる場合やないわ。」
ミカに引き起こされると、司令席に向かい・・・。
「マリモ!2人を格納したら合図やで!泉のおっちゃんはともかく。安行さんはどんなダメージ受けてるか、わからへん!とっとと帰ってこい!以上ミカという鬼より。わかった?」
ポンポコ号の高度を一気に落とすと、眼前の怪獣の巨大な姿に恐怖を覚え、操縦かんを必死で押さえつけながら交信に答えるマリーン。
「もちろんです。格納したら合図を送ります!」
上空からようやく、安行たちの姿を見つけると、ポンポコ号をさらに低空飛行させる。
「麻貴ちゃん!転送システムで2人を確保して!」
全身がオレンジ色に変わっている麻貴は、マリーンの声に我に帰ったかのように返事をする!
「OK!」
転送システムのモニターを操作しながら、2人を格納すべく転送銃の照準を合わせる麻貴!
「LOCK ON!」
転送銃の引き金を引くと、地上の2人を光弾が包みこむ!
「マリーン!MISSION完了!ミカさんに合図!」
ポンポコ号の内部に泉が転がり出る!すぐに続いて安行が転がり出る!
「ちょっとまって!」
収容した安行達の様子を確認するマリーン。
「ちゃんとね!先に報告しないとね…」
フレイアと、セリスのそばを、猛スピードで駆け抜けていくポンポコ号!その操縦席の窓から、レミィーWに何時でも変身できる常態になっている麻貴の瞳が、一瞬、戦士の迷いを見せていたユミの瞳を捉えていた!
「大丈夫です!安行さんは任せてください!」
ポンポコ号のスピーカーから響くマリーンの声。2人の姿を見渡せる場所に、ポンポコ号が動きを止めると。深呼吸をするような仕草を見せる。その後、スピーカーからボートの居る海上に響き渡るマリーンの声!
「きあいはめんかぁああああぁあああい!以上です!上官!」
マイクのスイッチをミカの司令室に切り替えると・・・。
「OK!です!ミカさん!」
その瞬間、その場から逃げ出すかのように、消え去っていくポンポコ号!
「誰かしらっ?マリーンにあんな言葉を覚えさせたのは…。あなたの教え子であることは間違いなさそうだけど…」
マリーンの声に、呆れたようにボートの上でユミに話しかけるセリス。
「でも。マリーンは貴方の部下!でも迷惑かけるわ…。あんなに無茶な人だとは思わなかったわ…」
安行の身を案じながらも、セリスと孤島を見つめるフレイア!
フレイア・セリス上陸!
怪獣の右足が静かに跳ね上がる!足元の巨大な岩石を蹴り飛ばす。白煙を上げたままの泉の頭上に、バラバラに砕け散りながら岩石が降り注ぐ!その様子を見た安行が大きな声を上げる!
「こ・・・声を上げてないで、ショット打て!」
岩石を迎え撃つ間がない泉は両腕を交差させ、降り注ぐ岩を物ともせずに突き進んでいく!
「悪いオッサン!慣れないんだ、勘弁しろっ!」
安行は、いったんショットを打つ仕草を見せるが、思い留まったように泉の姿を追った。そして、思い直したように怪獣の頭部へショットを数発打つ安行!その、ショットが怪獣の頭部に直撃すると、大きく体を動かし、森林ものとも尻尾でなぎ倒していく!その勢いで、泉が巻き込まれながら、海岸線へ弾き飛ばされる!その、泉めがけ、怪獣の強烈な火炎が襲い掛かる。その火の手を見つめながら、セリスは孤島に向けひたすらボートを漕ぐユミを呆れながら見つめていた。
「それにしても。なぜボートなの?まさか。まだダイエットに勤しむつもりかしら?」
思いもよらない、安行と泉の参戦に、考えを失ったユミが、珍しくぼやく様にセリスの質問に答えた!
「仕方が無いでしょ…移動手段はこれしかないのよ。」
セリスにむっとした表情を浮かべながら、1人でボートを漕ぐユミ。孤島から押し寄せるエネルギー波によって、思うように進まないボートに、苛立ちを隠せず、ついセリスに声を荒らげてしまう。
「少しは手伝ってくれてもいいんじゃないかしら?」
白煙と光弾が交互に飛び交う孤島を睨み付けながら、セリスは物静かにユミを見上げた。
「しっかり鍛えておくほうがいいかも知れないわね。」
珍しく声を荒げるユミの視線を逸らすように、遥か彼方に見える孤島を眺めるセリス。
「そうでもしてないと、落ち着かないんでしょう?」
押し寄せる波動を鋭い視線で受け止めるように、孤島を見つめる2人。
「なんとでも言って…」
セリスの態度に、呆れるように、ため息を突くと、再び力を込めボートを漕ぐユミ。次の瞬間激しい波動が、爆音と共にボートに押し寄せる!
「伏せてっ!フレイア!」
ユミを庇うように跳びかかるセリス。爆風がボートを駆け抜けた後、ユミを見つめ・・・。
「かなり、派手だったわね…。これで沈まないこのボート。もしかして、なにか仕掛けでもあるのかしら?」
怪獣の火炎が、二つの頭部から連射される!泉は巨大化する能力を奪われたままの状態で、なんとか怪獣の足元にたどり着くが、度重なる火炎を受け、右腕に大きな傷を作っている。
「安行!俺が囮になるっ!どっちでもいいから、頭をぶち抜け!」
そう叫ぶと、怪獣の足元で、大きな球形のエネルギーの球を作り始める!その光に応じるように、怪獣は両方の頭を下に向けると、泉の姿を4つの目が捉えた!その瞬間を逃さず、安行は驚異的ダッシュを見せながら、腕を十字に組むと、怪獣の左の頭部へありたっけのエネルギーで光線を打とうとする!
「あっ!吾郎さんっ・・・まだ、打つのは早すぎる・・・」
エネルギー波の影響で、ますます激しくなる波の中、ユミが島へ向けて届かない叫び声を上げた!
「でやぁああ!」
気合と共に腕にエネルギー波を溜め込んだ瞬間、怪獣の左の頭部が、いきなり持ち上がり安行を捉えると、火炎弾を連射していく。その火炎弾が続けて安行を捉えると、物凄い勢いで海岸線の岩に叩き付けられる!安行の変身体の光弾が、いとも簡単に弾き飛ばされると、目を見開いたままモニターを見つめる、ラ・トゥールのナナ。
「教官…」
思わず小さく呟くと・・・。
「許さへん…」
怒りが増すに連れ、激しくなる呼吸を抑えるように、静かに呟くナナ。
「例え…不器用でも。愛の炎が吹き飛ばされるのを、目の前にして…」
鋭い視線をミカに向けると・・・。
「黙って突っ立ってるやつなんか。許せるかぁ!」
髪を振り乱しながら、ミカの背中を、鋭い眼差しで睨みつける、ナナ。
「どうするねん…誰が行くねん!そこに何時までも、つっ立ってられたら、邪魔になるねやっ!」
「こ・・・声を上げてないで、ショット打て!」
岩石を迎え撃つ間がない泉は両腕を交差させ、降り注ぐ岩を物ともせずに突き進んでいく!
「悪いオッサン!慣れないんだ、勘弁しろっ!」
安行は、いったんショットを打つ仕草を見せるが、思い留まったように泉の姿を追った。そして、思い直したように怪獣の頭部へショットを数発打つ安行!その、ショットが怪獣の頭部に直撃すると、大きく体を動かし、森林ものとも尻尾でなぎ倒していく!その勢いで、泉が巻き込まれながら、海岸線へ弾き飛ばされる!その、泉めがけ、怪獣の強烈な火炎が襲い掛かる。その火の手を見つめながら、セリスは孤島に向けひたすらボートを漕ぐユミを呆れながら見つめていた。
「それにしても。なぜボートなの?まさか。まだダイエットに勤しむつもりかしら?」
思いもよらない、安行と泉の参戦に、考えを失ったユミが、珍しくぼやく様にセリスの質問に答えた!
「仕方が無いでしょ…移動手段はこれしかないのよ。」
セリスにむっとした表情を浮かべながら、1人でボートを漕ぐユミ。孤島から押し寄せるエネルギー波によって、思うように進まないボートに、苛立ちを隠せず、ついセリスに声を荒らげてしまう。
「少しは手伝ってくれてもいいんじゃないかしら?」
白煙と光弾が交互に飛び交う孤島を睨み付けながら、セリスは物静かにユミを見上げた。
「しっかり鍛えておくほうがいいかも知れないわね。」
珍しく声を荒げるユミの視線を逸らすように、遥か彼方に見える孤島を眺めるセリス。
「そうでもしてないと、落ち着かないんでしょう?」
押し寄せる波動を鋭い視線で受け止めるように、孤島を見つめる2人。
「なんとでも言って…」
セリスの態度に、呆れるように、ため息を突くと、再び力を込めボートを漕ぐユミ。次の瞬間激しい波動が、爆音と共にボートに押し寄せる!
「伏せてっ!フレイア!」
ユミを庇うように跳びかかるセリス。爆風がボートを駆け抜けた後、ユミを見つめ・・・。
「かなり、派手だったわね…。これで沈まないこのボート。もしかして、なにか仕掛けでもあるのかしら?」
怪獣の火炎が、二つの頭部から連射される!泉は巨大化する能力を奪われたままの状態で、なんとか怪獣の足元にたどり着くが、度重なる火炎を受け、右腕に大きな傷を作っている。
「安行!俺が囮になるっ!どっちでもいいから、頭をぶち抜け!」
そう叫ぶと、怪獣の足元で、大きな球形のエネルギーの球を作り始める!その光に応じるように、怪獣は両方の頭を下に向けると、泉の姿を4つの目が捉えた!その瞬間を逃さず、安行は驚異的ダッシュを見せながら、腕を十字に組むと、怪獣の左の頭部へありたっけのエネルギーで光線を打とうとする!
「あっ!吾郎さんっ・・・まだ、打つのは早すぎる・・・」
エネルギー波の影響で、ますます激しくなる波の中、ユミが島へ向けて届かない叫び声を上げた!
「でやぁああ!」
気合と共に腕にエネルギー波を溜め込んだ瞬間、怪獣の左の頭部が、いきなり持ち上がり安行を捉えると、火炎弾を連射していく。その火炎弾が続けて安行を捉えると、物凄い勢いで海岸線の岩に叩き付けられる!安行の変身体の光弾が、いとも簡単に弾き飛ばされると、目を見開いたままモニターを見つめる、ラ・トゥールのナナ。
「教官…」
思わず小さく呟くと・・・。
「許さへん…」
怒りが増すに連れ、激しくなる呼吸を抑えるように、静かに呟くナナ。
「例え…不器用でも。愛の炎が吹き飛ばされるのを、目の前にして…」
鋭い視線をミカに向けると・・・。
「黙って突っ立ってるやつなんか。許せるかぁ!」
髪を振り乱しながら、ミカの背中を、鋭い眼差しで睨みつける、ナナ。
「どうするねん…誰が行くねん!そこに何時までも、つっ立ってられたら、邪魔になるねやっ!」










